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北京タクシー料金調整、6月実施が有望視

 北京市のタクシー乗車料金の調整に関する情報が、北京市交通委員会によって裏付けられた。しかし料金調整の正式な実施は、関連部門によるオンライン公示および公聴会などの過程を経る必要がある。業界関係者は14日、「北京市は料金調整に関する公聴を早期開始する。料金調整は今年6月に正式に実施される見通しだ」と指摘した。京華時報が伝えた。

 中国国家発展改革委員会が2009年11月に発表した「タクシー業界連動メカニズムの改善に関する通知」によると、93号ガソリン(現在の92号ガソリン)の価格が1リットル当たり6.5−7.10元に達した場合、初乗り料金(3キロ)を超えた場合に1元の燃料サーチャージを徴収する。ガソリン価格が1リットル当たり7.10元を上回った場合、手続きに基づき乗車料金の調整を研究し、調整後は燃料サーチャージを取り消すことになる。

 業界関係者は、「石油価格が近年頻繁に変動している。乗車料金の調整は非常に複雑な手続きを踏む必要があり、関連部門は燃料サーチャージの調整によりドライバーに補助金を支給する。近年の燃料サーチャージの調整法則によると、一般的にガソリン価格が1リットル当たり8元以上に達した場合、燃油サーチャージは3元に設定され、7.5−8元の間の場合は2元に設定される。同通知の要求に基づき乗車料金を調整した場合、燃料サーチャージが取り消されることになるが、現時点ではまだ断言できない」と述べた。

 タクシー乗車料金が「北京市価格公聴目録」に盛り込まれたため、料金調整は公聴の手続きを踏む必要がある。「政府価格制定公聴弁法」の規定によると、公聴の準備開始からその結果の発表まで、少なくとも45日がかかる。公聴会は30日前に開かれ、政府ウェブサイトやマスメディアを通じ、公聴会の参加者・傍聴者・マスメディアなどの定員や具体的な応募方法を、社会に向けて公開する。公聴会の参加者は消費者や経営者、当該プロジェクトに関連するその他の利益関係者、関連分野の専門家や学者など。そのうち消費者の数は、公聴会の参加者全体の40%を下回ってはならない。(編集YF)

 「人民網日本語版」2013年4月15日

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