双匯集団が米食肉大手を買収 過去最大規模
米国の食肉大手スミスフィールド・フーズは24日の株主総会で投票を行い、中国の食品大手・双匯集団による買収プランを承認した。投票した株主の96%が賛成票を投じたという。買収手続きは今月26日に完了する見込み。新華社が伝えた。
承認を受けて、双匯の持ち株会社・双匯国際持ち株有限公司が1株=34ドルでスミスフィールドの全株式を取得する。買収手続きが完了すると、スミスフィールドの普通株は非公開となり、スミスフィールドは双匯の全額出資子会社となって業務を継続し、ブランドも継続使用される。双匯国際は株式買収に47億ドルを支払うほか、スミスフィールドの24億ドルの負債も引き受け、総額71億ドルを出資することになる。中国企業による米国での投資案件としては過去最大規模だ。
この買収案件が米国の利益になるかどうかをめぐり、米国議会は専門家による公聴会を開き、対米外国投資委員会(CFIUS)も2回にわたり評価作業を行った。こうした作業を経て、今月6日に同案件が承認された。(編集KS)
「人民網日本語版」2013年9月25日