LNG水上充填ステーションが試運転 中国初
江蘇省南京市を流れる長江の八卦洲付近に、このほど真新しいフロート「海港星01号」が停泊している。フロートには巨大な乳白色をした円柱型の缶2個が設置され、人目を引いている。これは国内で初めて試運転を開始した水上液化天然ガス(LNG)充填ステーションで、同省地方海事局が試運転に向けて動いていたものだ。これから水上輸送産業の「石油から天然ガスへの移行」で、省エネ・環境保護の役割を十分に発揮するものと期待される。人民日報が伝えた。
水上LNG充填ステーションが稼働すれば、LNGを動力源とする船舶の燃料補給は非常に便利になり、燃料コストや汚染物質排出量も30%以上減らせる見込みだ。
ある5千トン級ばら積み貨物船の船主の説明によると、エンジン設備などに制約があって、同船は現在、エネルギーの70%をLNG、30%を燃料油としている。一度のLNG充填で内陸河川を1万キロメートル以上航行することが可能で、同ステーションが稼働すれば、湖北省武漢市と上海市の往復で燃料費9千元を節約でき、年間では約20万元の節約になるという。(編集KS)
「人民網日本語版」2013年9月27日