クロスボーダー人民元指数が新記録 190p
中国銀行は7日、今年第3四半期(7-9月)のクロスボーダー人民元指数を発表した。第2四半期(4-6月)の小幅調整を経て、同指数は再び上昇軌道に乗り、7-9月は過去最高の190ポイントを記録し、前年同期比46%上昇し、上昇幅は31.94%に達した。前期比では4ポイント上昇で、上昇幅は2.15%だった。「人民日報」海外版が伝えた。
今年第1-3四半期(1-9月)、同行が扱った国境を越えた人民元決済業務は2兆6700億元に上り、前年同期比56%増加した。このうち国内の支店で行われたものは1兆2300億元で、市場シェアの約3割を占めた。同行の陳四清副頭取の分析によると、第3四半期の指数上昇をもたらした主な原因は、国境を越えた直接投資における人民元の利用水準が大幅に向上したことと、人民元の国境を越えた流出過程におけるアウトプットのペースが著しく速まっていることだという。
▽用語解説
中国人民銀行クロスボーダー人民元指数(BOC Cross-border RMB Index 英文略称CRI)とは、中国銀行が2013年9月20日に世界に向けて発表した指数であり、基本的に通貨の流通循環プロセスに基づいて制定され、国境を越えた取引および国境内の取引において人民元がどれくらい活発に流通し利用されているかを反映する指数だ。人民元の国際化発展情況を映し出すバロメーターとすることができる。(編集KS)
「人民網日本語版」2013年11月8日