青島と三菱 協力強化してシンボル的プロジェクトを
今月8日から9日にかけて、山東省と日本の三菱グループによる「山東-三菱グループ戦略的協力第3回交流会」が山東省青島市で開催された。同省の夏耕副省長によると、山東省と日本は一衣帯水の隣人であり、密接な往来があり、お互いがお互いにとって重要な経済貿易の協力パートナーだ。現在、山東省は経済構造のモデル転換とバージョンアップを推進し、ビジネス環境の改善を続け、山東省経済の「アップグレードバージョン」をうち立てるために努力している。同省と日本が情報資源の共有を強化し、戦略的新興産業の計画配置、技術の研究開発、市場開拓などの各方面で交流と連携を絶えず強化し、新エネルギー、新材料、省エネ・環境保護、ハイエンド設備製造、次世代情報技術などの分野での協力を強化し、双方によるシンボル的な協力プロジェクトが積極的に育成されることを願っているという。「人民日報」海外版が伝えた。
三菱グループは日本最大の企業グループであり、世界で最も多元的な企業グループの一つでもある。三菱商事の常務執行役員で東アジア統括の松井俊一氏によると、山東省は発展への潜在力が非常に大きな地域だ。地理的に日本との距離が近く、日本経済と非常に密接な関係がある。今後は長期的な視点から出発して山東省との協力を進めるという。
交流会には海爾(ハイアール)集団、東岳集団、山東常林機械集団、海湾集団といった山東省の有名企業が参加し、三菱との間で協力について話し合った。交流会開催期間には、プロジェクト提携商談会も行われ、三菱の関連企業と山東省の関連直轄部門、地級市、関連企業が、現代型物流、銀行・保険、電力設備、食品・小売、省エネ・環境保護、健康・介護の6大重点協力分野をめぐって、個別に交流や話し合いを行った。