中国移動(チャイナモバイル)の4Gネットワークに対応した米アップル社のスマートフォン(多機能携帯電話)「iPhone5S」と「iPhone5C」(アイフォーン5S/5C)が17日に発売される。これに先立つ15日、中国移動とアップルは両機種の価格を明らかにし、アップルのティム・クック最高経営責任者(CEO)も中国入りした。ある事情通によると、クックCEOの今回の中国訪問の重要な目的は、17日の両機種発売イベントに参加することだという。「京華時報」が伝えた。
▽モバイル版はFDDネットワークに未対応
このたび発売されたのは4G対応のiPhone端末で、中国移動モデルとアップルのベアマシンモデルだ。中国移動モデルの型番は5Sが「A1518」、5Cが「A1516」、ベアマシンモデルの型番は5Sが「A1530」、5Cが「A1529」だ。
中国移動モデルとベアマシンモデルの最大の違いはネットワークへの対応だ。中国移動モデルは国内ではTD-LTEに対応し、FDDLTEとWCDMAは国内ではロックされており、海外でのローミング時にはロックが解除される。一方、ベアマシンモデルはTDとWCDMAに対応し、FDDは国内ではロックされ、海外ローミング時にはロックが解除される。
だがアップルはこの点についてはっきりしたことを述べていない。
▽5Sの16GBモデルが5488元
価格をみると、4Gベアマシンモデルは5S、5Cともに市場に出回る3Gモデルと同価格だ。中国移動モデルは聯通モデルや電信モデルと基本的に同価格で、こうした中国のプロバイダーとのタイアップ機の5Sの価格は16GBが5488元(約9万4千円)、32GBが6288元(約10万8千円)、64GBが7088元(約12万2千円)だ。同5Cの価格は16GBが4688元(約8万1千円)、32GBが5488元(約9万4千円)だ。(編集KS)
「人民網日本語版」2014年1月16日