中国人民銀行(中央銀行)は19日、2014年の同行の貸出業務会議を今月17日に開催したことを明らかにした。会議では、14年も引き続き安定した金融政策を実施し、貸出業務は安定の中に発展を求める方針が強調された。「京華時報」が伝えた。
同行によると、貸出業務の「安定」とは主に「総量の安定」のことで、経済構造の調整とモデル転換、バージョンアップのために安定した通貨金融環境を創出することが重点だ。「発展」とは主に「構造の最適化」のことで、融資構造と貸出構造の改善や最適化を通じて、実体経済にサービスを提供する金融の力を強化するということだ。
具体的にいうと、銀行システムの流動性管理を強化・改善し、流動性を適切に保ち、マクロプルーデンスの政策ツールの調整作用を発揮させ、通貨貸出と融資規模の合理的な伸びを誘導することが必要だ。さまざまな政策ツールを運用し、方向性をもって金融機関の遊休資産ストックを誘導したり伸びを最適化したり、小規模企業やミクロ型企業、「三農」(農民、農村、農業)、これ以外に貸出政策が支援する重点分野や弱点を抱えた分野への支援に力を入れたりすることが必要だ。
もう一つ必要なことは、改革イノベーションの方針を堅持することだ。改革の精神、思考、方法によって通貨政策の調整コントロール情況を改善し、調整コントロールに改革を組み込み、金融資源の配置効率を高めることが必要だ。金利の市場化をさらに推し進め、人民元レートの市場化された形成メカニズムをさらに整え、需要に基づいて通貨政策の操作ツールを生み出し、マクロ調整の方向性、柔軟性、有効性を高めることが必要だ。