海外観光客向けのショッピング税還付　北京では100店舗を指定店に

　北京市観光発展委員会の周正宇主任はこのほど、「北京市は2014年に、ショッピング税還付の指定店リストを初公開する見通しだ」と語った。北京日報が伝えた。

　今年上半期には、100店舗が税還付を実現することになる。海外からの観光客は、これらの店舗で税還付が可能な領収書を受け取り、空港で領収書を提示すれば税還付を受けられる。しかしこの政策は海外からの観光客のみを対象とし、北京市の市民および国内の観光客は対象外となる。注目すべきは、滞在72時間以内のトランジットビザ免除政策以外の観光客も対象とされていることだ。

　周氏は指定店の選択について、「商品が北京の特色を持ち、店舗が一定規模に達していなければならない。取り扱われる商品は、衣料品や食品などさまざまな形式をカバーする。北京市観光発展委員会は指定店の選択を進めており、政策の早期スタートを促す」と表明した。

　ショッピング税還付とは、海外からの観光客が指定店で購入した商品を持ち国境外に出る際、規定に基づき税還付することを指す。これまでに欧州、米国、日本、シンガポールなどが、同制度を施行している。

　周氏は、「北京市の観光業が2013年に迎えた観光客の数は、前年比9％増の延べ2億5200万人に達し、総収入は9.3％増の3963億元に達した。税還付指定店を発表する他に、北京市は2014年に海外でのPRなど一連の措置により、外国人観光客のさらなる増加を促す」と述べた。（編集YF）

　「人民網日本語版」2014年1月22日