HSBCホールディングスが23日に発表したデータによると、1月の中国製造業購買担当者景気指数(PMI)速報値は49.6となり、前年12月の50.5から大幅に低下した。この数値は景況感の分岐点となる50を下回ったほか、6カ月ぶりの低水準となった。新華社が伝えた。
1月の中国製造業産出指数の速報値は51.3となり、前月の51.4から小幅の低下であったが、この3カ月で最低の水準となった。
HSBCの屈宏斌・中国チーフエコノミスト(経済研究アジア・太平洋エリア連席主管)は、「1月のPMI速報値がやや低下したが、これは内需の冷え込みによる影響を反映したもの。製造業の成長の原動力がやや低下し、その雇用増に対する影響もすでに現れ始めている」と指摘した。
屈氏は、「現時点ではインフレの恐れがないことから、政策は安定成長に向け適度に調整し、経済成長の減速を回避すべきだ」と提案した。(編集YF)
「人民網日本語版」2014年1月24日