英マンガニーズ・ブロンズ社の全株式買収に続き、吉利汽車は先週末、同じく英国の電気自動車メーカー「エメラルド・オートモーティブ」を買収した。吉利の楊学良・広報担当は、「エメラルド・オートモーティブ社の買収後、マンガニーズ・ブロンズの研究開発チームと合併して新たな研究開発チームを立ち上げ、新エネルギー自動車の開発に着手する。吉利は中・長期省エネ環境保護自動車の開発計画を正式にスタートさせており、今後5年間で、5車種のハイブリッド乗用車を開発する」と語った。経済参考報が伝えた。
英エメラルド・オートモーティブは、軽量型長距離電気自動車の開発に携わっている。楊氏は、今回の買収について、次の通りコメントした。
エメラルド・オートモーティブの買収によって、吉利の「次世代」タクシー、特に電気自動車タクシーの開発・生産能力のアップが期待される。今後5年間で、この方面の開発費として2億ドル(約203億5400万円)以上の資金投入を考えている。
比亜迪(BYD)や奇瑞(チェリー)など国内自主ブランドは軒並み、新エネルギー車を生産、自家用車市場で販売している。一方、吉利の傘下ブランドには、今のところ新エネルギー車は皆無の状態だ。長年にわたる研究開発を通じて、吉利は新エネルギー車の分野で豊富な経験を積み重ねてきた。今こそ、吉利が新エネルギー車を飛躍的に発展させる時だ。(編集KM)
「人民網日本語版」2014年3月5日