国家行政学院経済学教研部の張占斌主任(教授)は21日に人民網を訪問し、北京市、天津市、河北省の一体化の配置について語った。一体化が3地域の人々に与える影響については、産業と人口の再調整と再配置が行われた後、北京市周辺や河北省の一連の都市に多くの人が分散するようになり、北京の不動産価格の上昇が適宜抑えられるとの見方を示した。人民網が伝えた。
張主任は次のように述べた。
北京・天津・河北の一体化と共同の発展は、人々にとって多くのメリットがある。たとえば3地域は交通設備が進んでおり、北京の地下鉄を周辺の河北省の都市まで延伸することが可能だ。1時間都市圏の形成、京張鉄道(北京-張家口)、京承鉄道(北京-承徳)、京唐鉄道(北京-唐山)、京石旅客専用線高速鉄道(北京-石家荘)の建設は北京市と河北省との連携を加速させるとみられる。
3地域が協力を強化し、手を携えて大気汚染対策を進め、がっちりとした取り組みを行い、貧困に宣戦布告したような決意で煙霧に当たれば、事態が大きく好転することは確実で、未来の北京は青空を取り戻すことができる。
産業と人口の再調整と再配置を行ったことにより、人々が近場で働けるようになり、就職のハードルや起業のハードルが引き下げられ、サービス業と新しい産業の発展にもプラスになると考えられる。多くの人が是が非でも北京で働きたいと思っているわけではなく、北京周辺各地や河北省の都市に分散することが可能で、そうなれば北京の不動産価格上昇を適宜抑制することが可能になる。(編集KS)
「人民網日本語版」2014年3月21日