英国の養豚業者・豚肉製造メーカーは過去15年間に渡り、安価な輸入豚肉、欧州の主要輸出市場の消費減という圧力を受けてきた。英国国内の豚肉消費量も減少している。米ビジネスニュースサイト「クオーツ」が3月24日に掲載した記事を引用し、環球時報が伝えた。
しかし今、英国の養豚業は、中国のお陰で繁栄を迎えている。英国食品・飲料連合会が発表したデータによると、英国の昨年の対中国豚肉輸出量は92%増となり(中国は世界最大の豚肉消費国)、対中国食品輸出額が82%増の2億100万ポンド(約340億円)に達した。英国の豚肉取引業者の景況感を示す指数がこのほど上昇しており、3年ぶりの上昇となった。
中国の豚肉の各部位に対する需要は、養豚業者にとって福音と言える。英国食品・飲料連合会の関係者は、「中国では豚肉の需要が旺盛で、消費者は英国人が食べない頭や豚足などを好む」と指摘した。
豚の鼻から尻尾に至るまで、豚肉の各部分は中国で拡大を続ける中産階級に好まれている。その他の主要市場への輸出が減少する中、中国の需要により、英国の2013年の豚の「不要部分」の輸出量は、2011年比で約18%増の4万7534トンに達した。(編集YF)
「人民網日本語版」2014年3月26日