Windows XPが発売されてから13年後の本日、マイクロソフト社はそのサポートを終了し、「栄えある退役」を飾った。XPは今後も使用可能だが、正式な更新は終了となる。多くのユーザーは、長年連れ添ったXPに対する、断ち切れぬ思いについて語った。広州日報が伝えた。
◆中国では2億人が使用を継続
マイクロソフトは、本日よりWindows XPの技術サポートを終了すると発表した。Windows XPの脆弱性を修正するパッチ、セキュリティ面の更新が提供されなくなり、新たに発見されたセキュリティホールについても対応されなくなる。そればかりではなく、マイクロソフトの無料ウイルスソフトも、Windows XPユーザーにアップグレードを提供しなくなる。
第3者のデータによると、中国のPCユーザーは現在5億人に達している。70%の市場シェアに基づき計算すると、XPユーザーは約3億5000万に達する。そのうち約6割がXPを使い続けるならば、その人数は2億人以上になる。
マイクロソフトは、「XPを搭載したパソコンは、4月8日以降に急に使えなくなるわけではない。しかし発売13年後の商品はインターネット時代の需要を満たせず、変化のめまぐるしい次から次へと出現するネットセキュリティの脅威に対応できなくなった」と表明した。
業界関係者は、「マイクロソフトの指すセキュリティの脅威には、トロイの木馬、敏感な情報の漏洩といったリスクが含まれる」と指摘した。
◆中国産ウイルスソフト、MS社のパッチの代わりにはならない