広東省の広東出入境検験検疫局が22日に明らかにしたところによると、2011年以降、同局が旅客・郵便物の出入国検査窓口で行った入国郵便物のチェックで問題が発見される割合が年々上昇しているという。今年第1四半期(1-3月)には、郵便による入国が禁止された動植物や関連製品の摘発件数が443件に上った。
ある統計によると、国内の消費者の多くがインターネットを通じて海外から商品を購入している。購入した商品は郵便で直接国内に入ってくることから、入国が禁止された生物や有毒・有害物質の輸入に新たなルートが開かれることになった。国境を越えた電子商取引(eコマース)では、商品の多くが郵便や宅配便によって国境を出入りし、取引品目の多さ、1件あたりの量の少なさ、取引回数の多さなどから、品質や安全性の監督管理を行うことが難しく、追跡調査も難しく、リスクが高いといえる。郵便でこっそりと国内に入ってくる有害生物が、中国の固有種を脅かす新たな外来種になる可能性も高い。(編集KS)
「人民網日本語版」2014年4月24日