23日に行われた中国ビール業年次総会で発表された情報によると、2013年の各酒造業界において、製品の利益増を実現したのはビール業界のみとなった。しかし依然として28.3%のビール会社が赤字を計上しており、他の酒造業界を上回る比率となっている。新京報が伝えた。
中国酒業協会副秘書長の何勇氏は、「中国ビール業界は2013年に、前年比21.5%増の125億8100万元(約2075億円)の利益をあげた。ほぼすべての地域のビール業界の利益が増加したが、これはビール製品の価格交渉能力が強化されたことによる」と指摘した。
中国酒業協会の統計データによると、中国の2013年のビール輸入量は65.6%増の18万2000キロリットルに達した。主なビール輸入国はドイツだった。何氏は、「輸入ビールの急増は、そもそも輸入量が少なかったことと、国内のミドル・ハイエンド消費の需要増が原因だ。これはまた、中国のビール文化の欠如を反映している。一部の消費者は、ドイツのビールこそ真のビールだと感じている」と語った。
中国酒業協会理事長の王延才氏は、「中国ビール業界は、高度発展の段階から成熟の段階に向かいつつある。市場が飽和化する中、ビール消費市場は消費アップグレードの段階を迎える。ビール業界は近年、薄利の状態が続いていたが、今後の市場競争はさらに激化すると見られる」と予想した。(編集YF)
「人民網日本語版」2014年4月24日