2014年5月5日  
 

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新しいトヨタ、個性化でデザインに迷いも

 2014年05月05日08:13
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 北京モーターショーは、必勝を期しながら試験場で実力を発揮できなかった学生のようなもので、高い志を持ち意欲的に取り組んだが、管理や準備の不足により再び人々の美しい幻想を裏切った。しかし客観的に見て、北京モーターショーの新車の数が、中国のすべてのモーターショーの中で最多となったことは否定できない。振り返る価値ある瞬間、斬新な製品の数は、モーターショーの悪かった点を上回る。中国経済網が伝えた。

 モーターショーは最も理想的な静的体験の機会であるが、それは「国際」が冠される北京モーターショーならばなおさらだ。清掃用具を持った各ブースのスタッフは、世界初公開車種への試乗を許可し、好奇心を引き起こす細かい所に自由に触れさせてくれる。しかし性能面では、展示ブースの新車はそれほど多くの実感をもたらさない。メディアも性能を示す指標を見て想像するしかなく、そのため性能よりデザイン面に焦点を絞った方が信憑性の高い記事になる。

 デザインは製品の最大のセールスポイントではないが、製品の成功と失敗を左右する。ゆえにすべてのメーカーがデザインを重視する。デザインのリーダーである、実力者の欧州メーカーは、デザインをマーケティングの重要な一環に深化させている。デザイナーは表舞台に立ち、メディアのスポットライトを浴びるスターになっている。ブランドもまた、スター効果から利益を得ている。例えば北京モーターショーの前夜、ジャガーのブランドPRイベントで主役になったのは、ジャガーのデザインディレクターのイアン・カラム氏だ。メルセデス・ベンツのデザインディレクターのゴードン・ワグナー氏、BMWのホーイドンク氏、フォルクスワーゲン(VW)のワルテル・マリア・デ・シルヴァなどの有名デザイナーは、メディアの取材の常連客だ。デザイン面で近年最大の収穫を得ているのはヒュンダイだ。起亜はペーター・シュライヤー氏を社長に就任させた。この欧州3大デザイナーの一人とされる巨匠は、起亜という韓国ブランドに見返りをもたらした。各社の後を追う中国メーカーもデザインを重視しており、欧州のデザイナーと積極的に協力し、大きな進展を実現した。特に理念を西洋化した観致汽車は、イベントの規模に関わらず、スターのような風格を持つデザインディレクターのフォルカー・ヒルデブラント氏に、自らデザインを説明させている。BMWの元デザイナーのクリス・バングル氏が、長安汽車のデザイナーに就任したという情報は、北京モーターショーに大きな衝撃をもたらした。これらのスター級のデザイナーは、ブランド宣伝の名刺になり、ブランドに新鮮な話題をもたらすと同時に、ブランドのデザイン面の進歩を効果的に促している。

 これと比べると、日本メーカーは「お友達」の中で最も孤立している。日本人デザイナーらは依然として裏で黙々と貢献する役割を演じ続けており、スポットライトを浴びる舞台に立つのは彼らではない。カーマニアが真っ先に思い浮かべる日本人デザイナーは、フェラーリ・エンツォのデザインを手がけた奥山清行氏だけだろう。しかし奥山氏の職業生涯と日本ブランドの間には、それほど接点がない。日本メーカーには才能あるデザイナーがおり、各ブランドの歴史の中からも和風テイストを持つ作品を見出すことができる。例えば日本のスーパーカーの始祖とされるトヨタ2000GT、日産のZシリーズの前身のダットサン240Zなど、日本人デザイナーの控えめな風格は、東洋人の豊かな含蓄、日本の海外と異なる企業文化によって説明できる。しかし今年の北京モーターショーでは、日本製品のデザイン水準が全体的に低下し、最大手のトヨタでさえインスピレーションを発揮することができず、その他のブランドの輝きに埋もれてしまった。

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