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更新時間:15:27 Oct 28 2008
温州の農民による銀行(2)株主の9割が農民
 竜湾農村合作銀行は2005年6月25日創立、もとの竜湾信用聯社と同社傘下の信用協同組合をベースに、株主4639人から募集した出資金1億4千万元を元手に設立された株式合作制の地方金融機関だ。株主全体のうち4千人以上が竜湾の現地農民(農村の個人経営者を含む)で、約88%を占める。これ以外に、法人株主が333社、銀行の従業員株主(持株従業員)が249人いるが、国有資金はゼロ。

 温州では、竜湾、鹿城、甌海、楽清、瑞安などのもと農村信用社が農村合作銀行に制度転換しており、各行の創立方式はほぼ同じパターン。

 農民の株主がなぜこれほどまでに多いのか?竜湾農村合作銀行竜水支店の李新洪・支店長によると、同行は2004年6月、新規公開株の募集を行ったという。竜湾村民に通告を出し、一株あたり1元での株式購入を呼び掛けた。当時、株購入に熱心な村民が極めて多く、募集額をはるかに上回る申し込みがあった。最終的には、募集株式数を減らすしか方法はなく、「3万元お持ちでも3万株はお求め頂けません。最高2万株までです。余ったお金はお返しします」と購入申込者に説明する羽目になった。このように、温州の豊かな民間資本は、農村合作銀行誕生の一助となった。

 中国は浙江省で2003年、全国初の農村信用社の農村合作銀行への改革試行に着手した。寧波市鄞州区の農村信用社52社から制度改革によって誕生した鄞州銀行が2003年4月8日に開業、中国初の農村合作銀行となった。

 国内の多くの省でも、農村合作銀行の創立が始まっており、各行は貸付額の増加やサービス向上によって農村の発展をサポートしている。しかし、農村合作銀行の発展プロセスにもいくつかの問題が生じていることが、現状から浮き彫りになっている。高すぎる不良債権率、大きすぎる経営リスク、行き過ぎた同業者間競争が主な問題だが、温州の農村合作銀行の順調な経営状況は、これらの問題解決のための有益な参考事例を提供している。

 竜湾農村合作銀行は、新規株式公開・募集と開業以来ずっと、優れた効果・収益状況が続いている。同行弁公室の夏麗雲・主任によると、2004年から2006年までの3年間連続して、株主資本配当率(DOE)は軒並み15%を上回ったという。2007年のDOEはゼロだったが、増資率は20%と、株主への利益配当はかなり高い。

 高配当の背後には、健全で良好な経営の維持が存在する。夏主任によると、同行は16の支店と32の営業店舗を擁するまでに発展し、それらは全て竜湾区内にあるという。竜湾農村合作銀行の2007年預金残高は56億元、貸付額は40億1700万元、うち農業貸付は60%以上を占め、税引前利潤は1億1200万元。今年の利潤が昨年を上回ることは間違いないと見られる。(編集KM)

 「人民網日本語版」2008年10月28日
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