温家宝総理、世界的な経済危機に3つの提起 世界経済フォーラムの夏季ダボス会議に出席中の温家宝・総理はこのほど、目下の世界的な経済危機に対し、3つの提起をした。温家宝・総理は、「現在の経済と金融にとって最も深刻なのは、米サブプラムローン問題が一部の金融機関、さらには実際の経済にまで波及し、世界経済の鈍化を招いていることだ。これは高度に重視しなければならない」と指摘した。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。
現在の危機に対して最も重要な次の3点をあげた。
(1)各国が協力を強化すること。関係国は積極的な対応措置を講じ、互いに協力し、この危機に力強く対応する。
(2)金融と経済の危機が訪れた際には、経済専門家や企業家の自信、国民の自信、国の指導者の自信が重要だ。このような時には、自信が黄金や金銭よりも重要になる。
(3)中国ができることは、国内の安定した力強い経済高度成長を維持することだ。大きな波を抑えることが、目下の世界経済への最大の貢献となる。(編集KA)
「人民網日本語版」2008年09月29日