竜永図BFA事務局長「金融危機は輸出に影響」 博鰲(ボアオ)アジアフォーラム(Boao Forum for Asia、BFA)の竜永図・事務局長はこのほど、中央電視台(CCTV)の取材に対し、金融危機の中国への影響は、現時点では主に輸出に現われていると述べた。同事務局長のコメント主旨は次の通り。
中国人民銀行(中央銀行)の統計データによると、米サブプライム危機の影響を受けた資金は全世界で約1兆5千億ドルに及んだが、このうち中国に影響を与えた額は100億ドル前後と、1%に満たない。中国金融市場の資金に対する直接的な影響はそれほど大きいものではなく、中国がグローバル化に関与したことに対する代償分だと見なせる。全体的に見て、米国での短期融資制度の即時スタートは難しく、米国の消費者がテレビや衣服を買い控えることが私の懸念事項だ。これは、中国輸出市場にかなり大きなダメージを与えうる。(編集KM)
「人民網日本語版」 2008年10月10日