中国 物価安定に乗り出す

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 今年7月以来、国内外のさまざまな要因の影響を受けて、農産品を中心とした生活必需品の価格が急速に上昇し、価格の総水準が月を追って上昇し、都市部住民の生活コストが、特に中・低所得層の生活コストが増大した。

 国家は、当今の価格情勢を分析するとともに、消費価格の総合的な水準の安定や国民の基本的生活の保障に向けた政策措置を相次ぐうち出して価格安定の促進を着目している

 国務院は常務会議を開催し、4つの政策措置を検討していたほか、国家発展改革委員会は物価安定に向けた通知を4日間連続で、合計5つ発表して、法律に基づいて市場価格の監督管理を強化するとの方針を強調した。

◇中国商品先物価格が大幅下落 発改委「投機抑制が奏功」
 中国国内の大口商品価格が12日から大幅に下落している。11月10日または11日の最高値と24日の終値を比べると、国内の銅、亜鉛、ゴム、綿花、ポリエステル系合成繊維やフィルムなどの製造に用いられる高純度テレフタル酸(PTA)、プラスチック、大豆油、砂糖など大口商品の先物価格が10%以上下落している。うち綿花の下落幅が最大で23.6%に達している...

発展改革委、物価安定へ5文書を発表

 国家発展改革委は今月22日に「我が国には価格の総合的水準の基本的な安定を維持する能力があり条件が備わる」と題する文章を発表し、翌23日には「価格調整の監督管理を着実に把握するための原則的要求」との文章を発表した。さらに24日には公式サイトで、一連の遊休資本や違法な経営者が詐欺や違法な連携、価格つり上げ、買いだめといった不正な手段により関連商品の価格を操作しており、これが農産品価格の上昇の直接的原因だとする文章を発表した...

国務院、物価安定に4措置 供給確保など

 ▽市場の供給を確保し、価格の安定を促進する。農業生産を支援する各種の措置をさらに実施し、農業の安定的発展を維持する。穀物、食用油、砂糖の備蓄の放出をしっかりと把握し、少量包装の穀物・食用油製品の備蓄制度を着実に実施する...  ▽調整の照準をしっかりと合わせ、価格をめぐる環境を改善する。費用の徴収を整備し、規範化するための各種規定を引き続き実施し、一連の不合理な費用徴収項目を取り消し、高すぎる徴収基準を引き下げる...
 ▽補助金制度を整備し、困難を抱える層の生活をしっかりと計画する。各地域、各関連部門は実際の状況に基づいて、「優撫」の対象レベル、都市・農村の生活保護の対象レベル、農村の「五保供養」の対象レベルに対して臨時の価格補助金を支給し...  ▽監督管理を強化し、市場秩序を維持する。主要な農産品の買上の秩序を整頓し、穀物買上資格の審査を厳格にし、穀物の買上資金の監督管理を強化し、無免許の買上や無認可の綿花加工といった行為を取り締まる...
中国、物価安定のための措置を打ち出す

上海 野菜の直販で野菜価格を抑制

 中国国務院弁公庁は20日、政府サイトを通じて通知を発表し、価格抑制に対する監督を行って、市場価格を安定させ、住民の基本的な生活を保障するため、16の措置を実施するよう各地の政府と関係部門に求めた。  農業副産品の供給を拡大し、流通コストを低減するために、上海市普陀、楊浦、閘北、虹口の4地区では先ごろ野菜の「直販」モデルを開始した。郊外の野菜専門の協力会社と市場が契約を結び、耕地から市場へと中間段階を抜かした直接販売を実現し、市民により安い野菜を提供する。

物価なぜ高止まり?「主犯」は食品・住宅価格

 ▽食品価格と住宅価格の上昇が主要因:10月の物価構造では、残存効果の影響は1.4%で前月を0.1ポイント上回った。新たな価格上昇要因の影響は3.0ポイントでCPIへの貢献度は68%に達し、これが引き続き物価上昇の主要因となった。
 ▽現在の物価上昇は流動性過剰が原因分析によると、このたびの物価上昇は物資の不足が引き起こしたものではなく、野菜価格と労働力コストの上昇などが原因であり、また過剰な流動性が引き起こしたものだという。

今後の物価上昇圧力は軽視できない 人民銀

 報告書「2010年第3四半期中国マクロ経済情勢分析」によると、今後のマクロ経済情勢は、経済成長ペースが鈍化し、資金貸出の伸びが徐々に正常化して物価安定に有利にはたらくとみられるが、穀物価格の上昇、所得分配の一層の改革、資源価格の一層の改革の影響を受けることや、国際市場での大口商品価格の不確定性などにより、物価上昇圧力が軽視できないものになる...

「超過発行43兆元がインフレ呼ぶ」説は根拠なし

 中国人民銀行研究局張健華局長、「広義マネーサプライ(M2)から国内総生産(GDP)を引けば、今年9月末現在、中国の通貨の超過発行額は43兆元に迫る」との見方には理論や現実的な根拠がない、との見方を示し、中国はこれから早急に安定的な通貨政策に回帰しなくてはならないと提起した。

中国に重度インフレは出現しない

 中国にとって経済成長の維持は問題ではなく、やや過熱する懸念さえある。今年の中国の国内総生産(GDP)成長率は10%前後に達する可能性がある。当面のインフレは主に輸入によるインフレであり、現在の中国には重度のインフレが出現する可能性はない...

 2010年も残すところわずかになった。ネットでの今年に発生した出来事や印象深かったことを漢字に置き換えるという「今年の漢字」の選出活動には、今まで最も人気があるのは「漲」。

 「漲」は、値上がりのことを指している。「漲」を選んだ理由は、今年は全ての物が値上がりした。飛行機に乗れば燃料チャージは値上がりするし、車を運転すればガソリン代も高くなった。ニンニク、大豆、生姜なども値上がり。しかしおかしなことに給料は上がらない。そのため物価が上がって何も買えなくなってしまった。

 今年に入ってから、ニンニク(大蒜)、緑豆、トウモロコシといった農産品の価格が大幅に上昇している。相次ぐ値上がりを受けて、インターネットの世界で一連の流行語が生まれた。「蒜ni狠」は大蒜価格が通常の100倍を超えて、肉やタマゴよりも高くなったことに由来している。また相声(中国の漫才)の名人・馬三立の名作「ni」にひっかけて、ネットユーザーは「ni」という言葉を生みだし、物価上昇に対する無力感と抗議の意をこの言葉に込めた。

10月:CPIは4.4%増、PPIは5%増

野菜価格が前年比62%上昇

 10月の消費者物価指数(CPI)は前年同期比4.4%増で、上昇幅は前月よりも0.8ポイント拡大し、前月比0.7%増だった。生産者物価指数(PPI)は前年同期比5.0%増で、上昇幅は前月よりも0.7ポイント拡大し、前月比0.7%増だった...  商務部によると、11月上旬、全国36の主要都市で18種類の野菜の平均卸売価格が昨年より62.4%、年初より11.3%上昇し、1キロ当たり3.9元に達した。野菜価格高騰の原因は五つある...

物価上昇で節約の達人が急増 醤油を買いに香港まで?

ネットユーザー討論:

この10年値上がりしていない8項目

 10月の消費者物価指数(CPI)は高止まりすると予測されていたが、結果は25カ月ぶりの記録更新という予想を上回るものだった。CPIの前年同月比上昇幅は4.4%で前月を0.8ポイント上回り、前月比上昇幅は0.7%で前月を0.1ポイント上回った。

 節約の達人たちは数々の妙技を編み出し、ネット上でも「海トン族(一度に大量に買いだめする人々)」、「コウコウ族(お金を節約し、最小のお金で最大の快適さを得ようとする人々)」、「特搜族(どこで何を安売りしているか細かく調べ、チェックする人々)」、「団購族(団体購入で安く品物を手に入れる人々)」などの単語があふれた。

 そんな中、深セン市民の間では最近、香港まで出かけて日用品を購入するのが流行しているという。節約旋風が吹き荒れる中、自分の編み出した節約技が急速にネット上に広まることで、多くの主婦は達成感を感じている。

 1.路線バス:乗るほど得
 2.公園:入園料無料化
 3.新聞:1部1元のまま
 4.食品:袋入りの酢はまだ1元
 5.宝くじ:2元で500万元当選に賭ける
 6:電子製品:パソコンやデジカメ、携帯電話などの電子製品はここ10年で大幅に値下がりした。
 7:電話代とインターネット代:ほぼ半額に
 8:車:一般家庭に普及

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