東日本大震災、日本が失ったものは何か

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 ◆日本が失ったものは何か...

  20数日前に発生した東日本大震災は日本国民に深刻な災難をもたらし、死者・行方不明者は数万人、大量の工場が破壊され、小さな国土が海水に埋もれた。

 しかも、日本が今回の大震災で受けた損失は一度の自然災害がもたらす生命・財産の損失をはるかに超える。日本政府は後手にまわった被災後の対応で、国民と国際社会からの信頼を大きく低下させた。

 日本が大震災のつめ跡から立ち直るためには、都市の復興や環境の再生以上に、国民と国際社会の信頼を実質的な行動によって勝ち取ることが重要だ。

 米リスク・マネジメント・ソリューションズ(RMS)は21日、東日本大震災による日本の経済的損失は合計2000億?3000億ドルに上るとの試算を示した。

 世界銀行も同日、報告を発表し、東日本大震災による日本の経済的損失は2350億ドルに上り、災害復旧には約5年かかるだろうとの見通しを示した。世界銀行はこのほか、日本の震災により東アジア各国の製造業の部品供給が影響を受け、東アジアの発展途上国の経済成長率が最大で1.5%低下するだろうと指摘した。韓国の電子産業やタイの自動車産業でも、日本からの部品不足による影響が出始めている。日本からの部品供給不足は4月まで続くと見られる...

 日本が世界の経済生産高に占める割合は約9%に上る。日本は多くの多国籍企業にとってアジア市場に進出するための重要な突破口であり、それは銀行にとっても貿易会社にとっても同じだ。今回の災害で、日本での製品販売が大きな影響を受けた。工場の生産停止は日本の貿易水準に影響を及ぼし、世界も品切れのプレッシャーに直面することとなった。例えば米キャタピラー社は日本を設備製造のプラットフォームとし、日本で製造した設備を中国やその他の国に販売している。

 日本はこのほか、各種の最先端部品の重要な生産地でもある。これらの部品は製品組み立て分野において、アジアや世界のその他の国で幅広く使われている。例えば、世界で生産されるシリコンウエハーのうち、60%が日本で生産されている。シリコンウエハーはコンピュータチップの基本となる部品だ...

 11日に大地震と大津波が発生して以来、20万人近い外国人が日本から離れたと明らかにした。11日から22日までに成田空港から入国した外国人観光客は昨年同期比で6割減っている。日本観光庁は、今年の訪日観光客数の目標を見直す考えを発表。日本は2011年に1200万人という訪日外国人数の目標を見直しせざるを得ないと述べた。

 多くの外国人観光客が旅行の計画をキャンセルあるいは予定より早く帰国しており、日本のホテルではキャンセルが相次ぎ、日本経済に大きな損失をもたらしている。東京・銀座は普段は多くの人で賑わい、アットホームな和服専門店や高級ブランド店は外国人観光客の人気を集めているが、今では外国人の姿が見当たらない。計画停電により、銀座も不夜城の輝きを失っている。帝国ホテルではセミナー、宴会、ホテルの予約のキャンセルが相次ぎ、ロビーは十数人の接客係を残すのみで、客室稼動率は例年の半数程度だという...

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