国家観光局の発表によると、中国国内の5A級風景区のうち、9月6日時点で無料あるいは一部無料のものは9カ所、入場券料金が100元以上のものは94カ所、200元以上のものが26カ所あることが明らかになった。
全ての5A級風景区を訪れたら入場券料金はいくらになるのだろう。統計によると、シーズン(又は連休期間)の入場券料金に基づいて計算すると、1人あたり1万9085元必要となる(一部の料金には付属の観光用車などの費用も含まれる)。また「園内の園」の入場料金は1064元、ロープウェイや観光用車輌、遊覧船などの交通手段の料金が合計2387元で、合わせて3451元。総計では2万2536元となる。
今年の中秋節と国慶節の連休前、国家発展改革委員会は5A級風景区14カ所の入場料金の値下げまたは割引を発表したが、計算するとこうした措置により節約される料金はわずか300元となっている。
外国の有名な観光地に比べて、中国の風景区の入場料金の高さは際立っている。米国のイエローストーン国立公園では成人の徒歩での入場料はわずか12ドル(75.6元)、コロラド渓谷では徒歩或いは車での入場料金は人民元にして63元だ。しかもこれらのチケットは一般に7日間有効で、園内の公共バスなどの費用も含まれている。これに対して中国の黄山風景区では入場券のみで230元、張家界天門山では258元に達している。
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