動物の頭に人の体の彫像
英デイリーメールは12日、人を驚かせるような彫像の写真を掲載した。遠くから見ると普通の彫像にみえるこれらの作品は、近くで見ると彫像の頭の帽子の中にはアヒルやアライグマ、リスといった小動物が詰め込まれているのだ。
「Passenger」と「Passenger?」と名づけられたこれらの彫像はカナダ・トロントのヨーク大学視覚芸術学院の教授をつとめるBrandon Vickerd氏が作ったものだ。彫像はモントリオールとハミルトンの街中に置かれ、道行く人の反応が観察された。Vickerd氏は「人々はまず驚き、その後で大笑いするか怒る。中にはびっくりして逃げ出す人もいる。しかし少なくとも半数の人が彫像と記念撮影をしたり、彫像の側に並んで立ってみたりする。おもしろいのは、一般に子どもが先にこれらの彫像に気付くことだ。子どもたちは興奮を抑えきれず、大笑いしたり彫刻に抱きついたりする。」Vickerd氏によると、自分の目的は鑑賞者に対して毎日の生活とは違う何かをもたらすことであり、人々の概念にある大自然と動物の実際の居住環境とを対比することだ。Vickerd氏のスポークスマンは「これらのユニークな彫像は都市の環境下の人類と動物との関係を人々に見直させる。彫像は見たところ普通のオフィスワーカーのようだが、近くで観察すると多くの動物たちが集まって人間を真似したものだとわかるのだ」と付け加えている。(編集YH)
「人民網日本語版」2013年6月14日