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常州動物園で「ワニ釣り」 |
常州淹城野生動物世界では24日、500平方メートル近くある「ワニ島」で「ワニ釣り」のイベントが行われた。同園の動物管理部副総経理の盧伝斌氏によると、イリエワニは一般に活動的ではなく、多くの来園者が作り物だと勘違いして、100匹近くのワニが傷つけられる事態となっている。来園者にワニの習性を理解させ、ワニが獰猛な捕食動物であることを知らせるため、同園では「ワニ島」での「ワニ釣り」イベントを企画した。中国新聞網が伝えた。
盧副総経理によると、同園のワニはすでに4世代目に入っており、同園の新設されたばかりの両生類・爬虫類科学知識普及館の「ワニ島」では100匹近くのイリエワニが開放式の飼育方法で飼われている。「イリエワニは『人食いワニ』とも呼ばれ、一般に活動的ではない。特に最近のような暑い天候ではワニは一般に水の中に潜ったり、築山の上で休憩したりしているため、来園者が本物かどうか疑い、ビンやゴミなどを投げつけることが多く、動物の安全や環境面で深刻な影響を与えている。来園者に対して文明的な動物観賞を呼びかけるため、『ワニ釣り』イベントを決定した。同イベントは若干の危険性はあるものの、来園者に動物の習性を理解させ、動物愛護のよい道徳を養わせることができる。」
盧副総経理によると、ワニのアゴの力はとても強く、一度食物をくわえたら放すことはないという。飼育員が竹竿の先に鶏肉を紐でつるし、ワニの頭上で振ってエサを与えることで、まるで「ワニを釣っている」かのように見える。厳密に言うと「ワニ釣り」ではないのだが、ワニの食欲をそそり、ワニの注意をひきつけると同時に、ワニの習性を来園者にPRすることができる。(編集YH)
「人民網日本語版」2013年7月25日
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