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出雲大社、「神在月」に八百万の神々

神迎祭が営まれる稲佐の浜、弁天島

 日本では10月を「神無月」ともいう。この名の所以は、伝統的な旧暦の呼び名を西暦に当てはめたものだ。10月には日本の八百万の神々がすべて、島根県にある出雲大社に集まる伝説があり、神事が営まれる。よって出雲地方のみ当月は「神在月」、他の各地はすべて「神無月」となる。

 出雲大社は総面積2万7千平方メートル、日本最古の神社のひとつで、大国主大神を奉る。大社内の古き神社の建築規模は広大で、御本殿、拝殿、神楽殿、東西十九社などがある。

 今年はちょうど、出雲大社にとって60年に一度の「出雲大社平成の大遷宮」の「本殿遷座祭」にあたる。日本各地の人々は「神在月」の間、新殿に続々と訪れ、諸々の神に参拝する。11月12日(旧暦10月10日)には盛大な規模の「神迎祭(かみむかえさい)」が稲佐の浜で行われ、「神在祭(かみありさい)」は11月13日から19日まで7日間続く。「神在祭」の間、日本の諸々の神が大社御本殿両側の東西十九社に舞い降り、神事が営まれる。神々の参拝も伝承される古い方法で、「二礼、四拍手、一礼」の手順を守る。一般的な神社よりも柏手が二回多く、出雲大社ならではの参拝である。

 出雲大社は元来「縁結びの神」として有名。神楽殿に掲げられた重さ5トンの巨大な「大しめ縄」の下で賽銭を捧げると、成功の約束と幸運の到来が頂けるとの伝えから、御利益に惹かれる多くの女性が参拝に訪れる、日本でも名をはせる人気の神社である。(編集HT)

 「人民網日本語版」2013年11月21日

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