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燕郊に住んで北京へ出勤する娘のために何年もバスの列に並ぶ母親

 2014年04月30日14:02
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早朝6時、燕郊の814番バス停ではすでに長い行列ができている。

 河北省の小さな町、燕郊では早朝5時半、814番の早朝バスが始発する。814番は北京市内を通り河北省燕郊へとつながる主な路線バス9本のうちの一つで、毎日早朝、少なくとも4000人が包子(パオズ)の匂いが漂う814番の車内にひしめき合い、北京へと出勤する。中国青年報が伝えた。

 上述の数字は燕郊に住むある住人がバスの待ち時間に「ついでに」計算したものだが、一台のバスに乗り込むのに最大40分も必要というから、この計算をするのに十分な時間があったわけだ。

 バスを待つ列は最長で300メートルに達するが、よく列の最前列にいる高齢者10数人を見かける。バスに乗るのに絶好のこの場所を手に入れるため、これら高齢者たちは夜が明けないうちから家を出るが、バスが目の前に止まっても彼らは後ろの人を先に乗車させている。

 彼らは自分の子どもや嫁、婿を待っている。子供たちを少しでも多く眠らせ、出勤途中で座ることができるようにと、これらの高齢者は事前に子供の代わりにバス停で列に並ぶのである。

 張紅英さんもその中の一人の母親である。彼女の娘は北京の国貿近くのある外資系企業に勤めている。メディアの報道によると、毎日こうして省をまたいで出勤する人は、燕郊に少なくとも30万人はいる。燕郊市政府がウェブサイトで公開している人口は50万人なので、毎朝この小さな町からは半分以上の人がいなくなり、残るのは高齢者や子どもが中心となる。多くの父母が張紅英さんと同じく、この見知らぬ河北省の小さな町に一家で引越し、子どもやその子どもの世話をしている。(編集YH)

 「人民網日本語版」2014年4月30日

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