火星の全景 壮大な隕石クレーター
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米航空宇宙局(NASA)は先ごろ、火星を撮影した写真数百枚をつなぎ合わせて火星の全景を合成した。「自ら火星に行く次に素晴らしい体験」だと言われている。
探査車「オポテュニティー」号のカメラは約4カ月かけて817枚の写真を撮影したが、NASAはこれらをつなぎ合わせて火星の全景を表すパノラマ写真とした。
写真の端には「オポテュニティー」号の太陽光発電パネルと車体が写り、探査車の残した新しいタイヤの跡や隕石クレーターなども認められる。パノラマカメラの専門家によると、パノラマ写真では最大の隕石クレーターなどの壮大な風景が確認できるという。
製造と打上げに25億ドルを費やした次世代探査車の「キュリオシティ」号が来月火星に到着する予定で、岩石分析などを行い、火星にかつて生命が存在した痕跡があるかどうかを調査する。「中国新聞網」がシンガポールの「聯合早報」10日の報道として伝えた。(編集YH)
「人民網日本語版」2012年7月11日