3年たってもすぐおいしい 防災用カップ麺、試験販売
日清食品(大阪市)は、3年間保存できる防災備蓄用のカップ麺の缶詰を開発し、15日から大阪府池田市のインスタントラーメン発明記念館で試験販売を始めた。2500缶の限定販売で、この日だけで100缶程度が売れた。売れ行きなどを見極め、事業化も検討していくという。
試験販売されたのは「チキンラーメン保存缶」と「カップヌードル保存缶」。ともに2食入りで、価格は630円。缶には袋詰めの麺や具、紙カップ、フォークが入っており、熱湯だけ用意すれば食べられる。通常のカップ麺の賞味期限は5~6カ月だが、缶内の酸素を減らすことで長期保存が可能になった。
2種類を1缶ずつ買った兵庫県明石市の溝辺勝真君(12)は「3年間我慢できずにこっそり食べちゃうかも」と笑顔を見せた。(西村圭史)
asahi.com 2012年9月17日
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