「みらいは巳にお任せ」 大阪・通天閣で干支引き継ぎ式
干支の引き継ぎ式でビリケンさんに巻きついたヘビがタツノオトシゴと対面した=27日午前、大阪市浪速区の通天閣、筋野健太撮影 |
7月に開業100周年を迎えた大阪・新世界の通天閣で27日、年末恒例の「干支(えと)の引き継ぎ式」があった。5月に引退した2代目ビリケン像が見守る中、今年の「辰(たつ)」から来年の「巳(み)」へ、一足早くバトンが手渡された。今年で57回目。
タツノオトシゴが入ったグラスを手にした西上雅章・通天閣観光社長(62)は、渋い顔で「エネルギー問題、領土問題、TPP問題など難題山積。腹タツこともあり、リュウ飲を下げることができませんでした」。体長3.1メートル、体重17キロのニシキヘビを首に巻いた高橋雅之・天王寺動物園長(59)は「大蛇(だいじゃ)うぶ(大丈夫)です。日本の巳(み)来は巳(ミー)にお任せを」と返した。
asahi.com 2012年12月27日
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