宋薛礼さん(42歳)は1990年代初めに山西省から北京に来て、何という事もなしに開錠の技術を学び、家族を養ってきた。熱心な彼は一人暮らしの高齢者のために無料で開錠やスペアキー作りを買って出て、徐々に近隣の住民と家族のように親しくなっていった。問題を抱えた人が宋さんに頼る中で、彼はガス自殺を図ろうとした人や、家に閉じ込められてしまった子どもを助けたりもした。他人を助けることができ、またそれにより自分も幸せを感じることのできるこの開錠の技術を学んだことは正しかった、宋さんはそう感じると同時に、北京での自分の存在意義も見出している。(編集YH)
「人民網日本語版」2013年12月20日