東京電力は19日、福島第1原発内の汚染水処理設備(ALPS)が故障したため、地上タンク21基に高濃度の放射性汚染水が流れ込んだ可能性があることを明らかにした。
東電は本来、ALPSの来月の本格稼働を目指し、ALPS増設により、2014年度内に貯蔵している約34万トンの汚染水を処理する計画だったが、今回の事故をうけ、状況は非常に厳しくなった。
東電によると、18日にタンク1基から採取したサンプル水から、ベータ線を放出する放射性物質が、1リットルあたり1400万ベクレル検出された。ALPSで処理した汚染水は通常数100ベクレル程度に下がるはずだった。(編集HT)
「人民網日本語版」2014年3月20日