李思思の人気が急上昇 「春晩」のトップアナウンサーとなるか
2012年の中央テレビの「春晩」(春節聯歓晩会)は番組30周年を迎え、視聴者数も7億7千万人に達した。今年の「春晩」では司会を「3人のベテランと3人の新人」という組み合わせに変えた。視聴者にとって意外だったのが、有名な女性司会者の姿がなく、代わりに1985年以降に生まれた新人の李思思氏が董卿氏と共に「春晩」司会という重役を担ったことだ。
李思思氏が「春晩」に出演できたのも、恋人の後押しがあり、また総監督・哈文氏の支援があったためではないかとする推察もあったが、番組放映後は彼女の優雅な雰囲気が人気を集め、董卿アナウンサーに負けないほどの評判となった。さらに意外なことに、中央テレビの元宵節の番組でも、「春晩」と司会メンバーの顔ぶれは代わらないものの、李思思アナウンサーが「春晩」で董卿アナウンサーが立っていた位置にいることに気づいた視聴者も少なくないだろう。
1986年11月4日生まれの李思思氏は北京大学新聞伝播学院に入学後、古典的で優雅な性格で学内で人気者となり、また北京大学テレビ局の女性アナウンサーもつとめ、「ミス・北大」と呼ばれた。その際立った外見から李氏は有名な映画監督・張芸謀監督の新作「幸福時光」で、張監督自らが面接した女性4人のうちの1人に残った経歴がある。その後、李氏は番組「司会に挑戦」に参加して中央テレビ局に入り、同番組や「歓楽英雄」といったエンターテイメント番組の司会をつとめている。
何度も「春晩」に出演した女性アナウンサーとしては、倪萍氏のように10年連続出場といった記録の持ち主や、曹穎氏、文清氏のような人物もいる。現在「春晩」の女性トップアナウンサーの董卿氏は2005年から8年連続で「春晩」の司会をつとめて人気を集めている。李思思氏の登場はトップアナウンサーの交代を告げるものなのか、答えが出るにはまだ時間がかかりそうだ。(編集YH)
「人民網日本語版」2012年2月8日