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専門家 毎年200万トン以上の「下水油」が食卓に


 公安部が摘発した、食用「下水油」(中国語「地溝油」、下水道の廃油や残飯などを原料とした再生油)の生産・販売事件が全国的な反響を呼んでいる。華農食品科技学院の王承明教授は、全国的に市場に出回っている「下水油」の規模とその結果の深刻さを過小評価すべきではないと指摘している。

 油脂加工の研究に従事する王教授は、全国で毎年使用される食用油の量から、国内の毎年の食用油生産量と輸入量を引いたものを「下水油」の使用量と分析。この試算の数字は完全に正確とは言えないものの、「下水油」が全国的に使用されていることを基本的に反映する数字だとしている。

 王教授によると、2009年のこの数字は400万から500万トンだった。中国の1年の食用油消費量が約2250万トンであることを踏まえると、事態の深刻さが窺える。毎年200万から300万トンの「下水油」が使用されているというのは控えめな数字だとする専門家もいる。

 「下水油」事件の摘発に存在する重要な難点として、王教授は、統一の鑑定基準がないことを挙げている。食品学院の定義では、廃棄された食用油はみな「下水油」だが、元々の「下水油」とは排水溝から回収された食用油を指す。より科学的、総合的に基準を定義するなら、食用油の基準を満たさない食用油は「下水油」だとも言える。(編集YH)

 「人民網日本語版」2011年9月15日

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