ロシアの女性がドイツ高官に接触 スパイの疑い
ロシアの美人スパイ、カーチャ・ザトゥリベチェル容疑者が今度はドイツの高官に接近した。ドイツ誌によると、ドイツのある外交官がザトゥリベチェル容疑者に恋をし、「愛を表すために」毎日彼女に100点近くのメールを送ったという。
同誌の報道によると、2人の手紙の内容が機密情報に関わるものかどうかはまだわからないものの、NATOや米国の関係者のドイツ訪問といった政治的な話題が2人のやりとりの中にあることは間違いないと見られる。ザトゥリベチェル容疑者は手にした情報をロシアの情報機関に伝えた可能性がある。
問題のドイツの外交官は昨年4月にザトゥリベチェル容疑者と知り合った。ドイツ外務省はこの件についてコメントしていない。
ザトゥリベチェル容疑者のスパイ活動が曝露されたのは今回が初めてではない。彼女はこれまえに、英国自由民主党のマイク・ハンコック議員との不正当な関係や諜報活動への従事などで昨年12月に逮捕されている。当時、ザトゥリベチェル容疑者はハンコック議員の愛人の身分で同氏のロンドンのアパートに住み、資料を盗んでいた。この事件でハンコック議員は国防特別委員会の職を失っている。英国内政部はザトゥリベチェル容疑者を国外追放処分とした。ザトゥリベチェル容疑者自身は諜報活動への従事を否認したが、ハンコック議員との関係は認めている。(編集YH)
「人民網日本語版」2011年11月8日