米国から日本へ送り返された日本の津波の漂流物
昨年3月に発生した津波で、岩手県陸前高田市の気仙中学では全てが押し流され、このバスケットボールも津波による大量の瓦礫と共に太平洋の長い漂流の旅に出た。今年6月初めに米アラスカ州の18歳の男子高校生が自宅付近で「気仙中学」と書かれたこのボールを発見し、郵便で持ち主に送り返した。同じ日、宮城県南三陸町では、以前はダイビングショップを経営していた女性が自分の店の看板の一部を受け取った。去年の津波でこの店はあっという間に波に飲み込まれ、浮きで作られていた看板も流された。1年以上漂流した後、この浮きは米アラスカ州の海岸に漂着し、持ち主の下に帰ることとなった。(編集YH)
「人民網日本語版」2012年6月15日