韓国外交部 「慰安婦」の代わりに「性奴隷」の呼称を
韓国外交通商部の金星煥部長は13日、日本軍の「慰安婦」という言葉を「性奴隷」という呼称に変える方案を検討すると発言した。金部長は同日国会で、現在生存している被害者たちと交渉し、呼称を変更する準備をしていると発言した。韓国の「朝鮮日報」はこれより前に、米国のヒラリー・クリントン国務長官の発言を引用し、日本軍の「慰安婦」という呼び方を強制された日本軍の「性奴隷」と改めるべきだとしている。今週前半、日本の玄葉光一郎外相はこれに対して抗議している。米国はこれまで一貫して韓国と日本の歴史問題には介入しない立場をとってきた。しかし米国メディアの報道によると、ヒラリー国務長官は米国の全ての文書で「慰安婦」という言葉の使用を禁じるよう支持したとしており、この行動は米国が韓国や中国、インドネシア、フィリピンなど「性奴隷」の被害者の国の側に立ち、正式に日本と対抗するものと見られ、日本に衝撃を与えている。米国議会は2007年に決議案を通過し、第2次世界大戦期間中に数万人にのぼる女性が強制されて日本軍の「慰安婦」にさせられたことを謝罪するよう日本に促し、また決議案では「性奴隷」という言葉が使われていた。「性奴隷」という言葉が使用されれば、他の国も「性奴隷」という言葉を使用して日本軍の罪状を暴露するようになるため、日本は「性奴隷」という言葉が米国の公文書に登場することを恐れている。韓国の「中央日報」が伝えた。(編集YH)
「人民網日本語版」2012年7月16日