冷蔵庫が爆発 食品保存に注意
北京に住む呉さんの家の冷蔵庫が、小さなバースデーケーキが原因で不可思議な爆発を起こしたという。一体なぜこんなことになったのだろう。
爆発した冷蔵庫は冷凍室が使えなくなり、ドアも完全に外れ、辺りは庫内のプラスチックの破片で一杯になった。呉さんによると、その日誕生日だった彼女はケーキを買ったところドライアイスをつけてくれたので、それをペットボトルに入れて冷蔵庫に入れておいたという。ドライアイスを捨てるのが惜しかった彼女だが、まさか爆発するとは思いもしなかったという。幸い、爆発時に近くに人はいなかった。
ドライアイスが爆発の原因なのだろうか。北京聨合智業実験室の水質専門家によると、ドライアイスは非常に低温で、水と接触すると爆発する。今回の爆発は、冷蔵庫内の温度がドライアイスよりも高く、また密封したペットボトルに入れたことが原因だと考えられるという。
呉さんがケーキを買った店では鮮度を保つために、無料でドライアイスをつけてくれる。しかしドライアイスの取り扱いについては何も注意はなかったため、呉さんは賠償問題について交渉中だ。冷蔵庫への物品の安全な保存方法についての理解も不十分なため、類似の事件が他にも発生している。上海市嘉定では男児が冷蔵庫からコーラを1本取り出して封を開けたところ爆発し、蓋が顔を直撃して31針以上縫う大怪我を負った事件もあった。コーラの上には「加熱することや、0℃以下に冷凍することを禁止します」と書かれていることに気づいている人はどのぐらいいるだろう。専門家は「冷蔵庫に物を入れる時には説明をしっかり読み、事故発生を防ぐ必要がある」と指摘している。(編集YH)
「人民網日本語版」2013年5月17日