日常生活において、食用油を繰り返し使用することは日常茶飯事だが、繰り返し使うのは安全なのか?
解放軍309病院栄養科の左小霞・主任は、「マロンジアルデヒド(MDA)が私たちの細胞の生体膜を傷つける可能性があり、細胞に対し一定の毒性がある。潜在的な発がん性があるといえる」と語る。繰り返し食用油を使用することで発がん性物質であるMDAが生まれるのだろうか?
記者は食用調合油、落花生油、オリーブ油、大豆油、ひまわり油、コーン油の6種類の食用油を購入し、食品品質・安全北京実験室に送付し検査を依頼した。実験員が定量をサンプリング、それぞれ400cc採取し、定量の鶏の唐揚げを作った。全て7回繰り返し揚げ、1回につき唐揚げサンプル42個を揚げて用い、検査・分析を行った。
結果は食用調整油をのぞく食用油5種類のMDA含有量は約10倍に上がった。うち、大豆油は9倍、ひまわり油8.2倍、コーン油8.3倍となったが、MDA含有量が最も上がったのは落花生油、オリーブ油で、それぞれ11.4倍、9.6倍だった。それどころか7回繰り返し使用したところ、多くの食用油のMDA量は約30倍に上昇した。
このように、食用油を3回繰り返し使用すると、発がん性が10倍になるという説は正しい。よって専門家は、揚げ物は多く食べるべきではなく、とりわけ焦げたものは、体への悪い影響が大きい、と呼びかけている。(編集HT)
「人民網日本語版」2014年1月14日