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更新時間:11:27 Dec 07 2008
環境保護部部長「高度成長の代価、環境汚染を寛容すべきでない」
環境保護部の周生賢部長
 環境保護部の周生賢・部長は雲南省政府の関係部門の担当者との座談会で、「今回の雲南省の陽宗海、テン池、ジ海の保護と水質改善に関する調査研究は経済発展と環境保護の関係をいかに処理するかという点で新たな認識を高めた。中国独自の社会主義を建設するには、今後も長期的に続く社会主義の初期段階という基本的国情に立脚しなければならない。科学的発展観を徹底してこそ、この段階をいち早く確実に歩むことができる。科学的発展観の第一義は発展だ。社会主義の初期段階で発展の速度を落とし、停止する方法で環境保護に取り組むべきではないが、環境汚染を寛容すべきでもない」と述べた。続きは次の通り。

 改革開放30年の高度成長による多大な成果は誰の目にも明白だ。しかしわたしたちは高度成長を遂げるかわりに環境資源という代価を払ったのは否定できない。陽宗海がヒ素で汚染された事件は科学的発展観に反することであり、環境を犠牲にして一時の利益を得ても結局最悪の結果を招くことになる。3年半の間に6億元以上の生産高を上げ、1千万元以上の税金を納める企業による汚染損失は数十億元にのぼり、汚染改善にはさらに多額の資金と時間が必要になる。周辺住民2万6千人の生産と生活に与えた影響も多大で、市や県の各級政府が素早く処理をし、損失をできる限り抑えても、その授業料は余りにも高すぎる。

 化学工場による陽宗海の汚染に心を痛めると同時に、長江や黄河の沿岸や、数カ所の大きな湖の周辺にも相当数の化学工場や製鉄工場があることも心配でならない。汚染のほかに行き過ぎた開発も問題だ。北部河流の水資源の開発利用率は警戒ラインの30?40%を上回り、黄河や淮河、遼河の開発利用率はすでに60%、海河は90%も超え、流域の生態機能が著しく低下している。

 科学的発展観の核心は人間を基調とすることにあり、人間基調の最も基本は生命を尊ぶことだ。経済が発展し、衣食住行が向上しても、人々は環境汚染と生態衰弱の問題に直面することになる。こうなると発展に何の意味があるのか?「高級車に乗って汚い水を飲むより、自転車に乗ってきれいな水を飲むほうがいい」とはよく言ったものだ。もし本当に高級車に乗って汚染された水を飲むようになれば、現代化に対する最大の皮肉となる。わたしたちは絶対にこういう方向に発展していってはならない。(編集KA)

 「人民網日本語版」2008年11月27日
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