2008年12月10日    中国語版日本版
更新時間:17:43 Dec 10 2008

白雲峰氏の発言「中日が手を携えて協力し、共同で金融経済危機に対応する」

 人民日報社と日本経済新聞社が共同で開催する第12回中日経済シンポジウムが10日、日本・東京で開催される。中国博奇環保科技(持株)有限公司の白雲峰首席執行官(CEO)が「中日が手を携えて協力し、共同で金融経済危機に対応する」というテーマ講演を行う。主な内容は次のとおり。

 ご存知の通り、最近の金融危機は既に実体経済に影響を与え、企業が直面する経済環境は悪化を続けている。企業は経済システムにおける重要なキャリアであり、経済システムの重大な条件の変化、例えば今回のグローバルな金融危機により引き起こされた一連の外部条件の変化はいずれも企業に直接的な影響を与える。現代の世界経済は数年ごとに大きな変動が出現しており、企業がどのようにこうした変動の時期を乗り越えるかが、今日我々が共に直面し検討する必要のある問題だ。

 2007年に米国のサブプライムローンがグローバルな金融危機を生じ、2008年の世界金融システムと経済の変動を生み出した。専門家や学者の中には、今回の危機の影響が1929年の経済危機に比べても影響が大きいと述べる者もいる。では、世界でますます大きくなりつつある新興経済体の中国の経済発展の成長の情況を、今回の危機は揺るがすことになるだろうか。過去30年の中国経済の発展を見ると、数量面だけにとどまらず大きな変化が生じている。昨年までの29年の経済成長は平均で9.8%というスピードで、GDP総量を可比価格に基づいて計算すると15倍成長し、1人あたり平均で10.9倍成長している。質の面でも大きな変化が起こっている。経済構造に大きな変化が生じ、第一次産業の構造が同年の20%から現在は11%にまで低下、第二次産業の製造業は当時の46%から変動を経て昨年の約48%に、第三次産業は当時の23%から現在の40%以上へと増加している。

 しかし我々が着目すべきなのは、中国の現在の1人あたりGDPが2000ドル余りで、米国は4万ドル以上、中国人の1人あたり指数は米国の20分の1に相当することだ。中国は全体的に言って経済の発展水準が比較的低く、経済の内在ロジックに基づいて分析すると、中国の「五化」(工業化、市場化、都市化、国際化、情報化)はいずれもまだ完了しておらず、2010年に工業化を基本的に実現し、2030年に工業化と都市化を全面的に実現、少なくとも2010年までの中国の成長の傾向は根本的には変わらず、2020年も中国経済は依然として比較的速いスピードの発展を保持するはずで、工業化と都市化を完了していない社会が不況になると信じる理由は一つもない。また、経済成長と発展の2つの大きな推進力である生産と消費という観点から言えば、中国人口の出生のピークは1970年代と1980年代で、2010年から2020年に彼らが経済発展の生産と消費の主力軍となる。そのため、どの面から見ても経済危機は持続的発展の勢いを中断することはなく、中国の経済発展の情勢が根本的に変化することはない。

 中国政府は先ごろ、一連の経済成長刺激の措置を発表した。11月に「積極的」な財政政策と「適度に緩和された」貨幣政策の実施が発表されたばかりだが、さらに強力な国内ニーズ拡大の措置が発表され、民生プロジェクトやインフラ、エコロジカルな環境の構築や災害後の再建を加速し、都市と地方住民、特に低収入グループの収入水準を引き上げ、経済の安定的で比較的速い成長を促進し、さらに内需を拡大し、経済成長を促進する10の措置で、2010年末までに約4兆元を経済刺激に投資する(最新の報道に基づくと、各省の関連措置を加えると10兆元に達する見通しだという)。主に次の4つの分野で実現される。

 (1)工業化、都市化を推進し、インフラ建設を強化する。(2)農村経済を活性化し、民生プロジェクトの建設を加速し、経済の協調的な発展を実現する。(3)内需改革と消費を振興し、東南アジアや東アジアといった経済地域や世界と協力し、経済の急速な発展を実現する。(4)強力な金融、財政・税制、貿易政策を採用し、企業が直面する実際の困難を解決し、経済の安定的な発展を実現する。

 現在の金融経済危機の大きな背景の下で、中日の経済と企業はいずれもそれぞれ異なる程度の影響を受けている。中日政府と中日企業は手を携えて協力し、環境保護や省エネ、金融、ハイテクといった分野の協力を強化し、優位性で互いに補い、多角的で開放的な地域協力の情況を形成すべきだ。

 ここで私が強調したいのは、経済の主要なキャリアである企業が一層、協力を強化すべきだということだ。企業は金融経済危機にどのように対応し、安全に「越冬」すべきなのか。続いて博奇公司の情況と結び付けて、参加者と共にこの話題を論じたいと思う。

 まず、私は優れた貸借対照の情況と強い融資能力を保つことが必要だと考える。同時に柔軟な運営管理メカニズムを持ち、投資を厳しくコントロールし、コスト抑制と内部管理を強化、様々な経営リスクをコントロールすると同時に市場のチャンスをつかむこと。具体的には次のような点から着手する。

 (1)製品構造の最適化。(2)資金リスクのコントロール。(3)投資を厳しくコントロール。(4)コスト削減の強化。(5)従業員構造の最適化。(6)内部管理の強化。(7)経済サイクルと政策。

 「人民網日本語版」2008年12月10日

 

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