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様々な分野へ応用が広がる3Dプリンタ 中国の現状は? (2)

 中国3Dプリンタ技術産業連盟の羅軍秘書長はこれについて、「3Dプリンタ技術は、従来の生産技術を代替することができない。一部の製品の小規模生産や、金型の生産ではメリットがあるが、大量生産となると、3Dプリンタはスピードとコスト面で従来の生産モデルにかなわない。使える材料が単一的でコストも高いため、価格敏感性が低い製品にしか使えず、応用分野が限られる」との見方を示す。

 ▽中国の3Dプリンタ技術、設備・材料・応用分野などで世界と格差

 中国における3Dプリンタ技術の研究開始は比較的早く、1980年代には西安交通大学、華中科技大学、清華大学などの大学が研究を開始した。

 現在も中国の3Dプリンタ技術の研究は主にこれら3つの大学が担っており、西安交通大学は光硬化技術の研究を、華中科技大学はレーザ粉末焼結技術の研究を、清華大学はプラスチック積層技術の研究を重点的に行っている。

 史教授によると、中国製の3Dプリンタの機能はすでに世界先進レベルに近づいているが、設備の信頼性と材料開発の面で格差が見られるという。3Dプリンタの重要部品の一部は輸入に依存しており、国産部品で生産した3Dプリンタは安定性に欠ける。このほか、中国の材料の質・種類は米国やドイツほど豊富でなく、実験材料の多くも輸入に頼っている。さらに、応用面でも遅れており、国外では3Dプリンタ技術はすでに新製品の開発やバイオメディカル、宇宙・航空、映画・テレビ・教育・クリエイティブといった各方面で応用されているのに対し、中国では金型の出力、文化・クリエイティブ製品などの少数分野に限られている。

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