次世代検索エンジン モバイルネットワークが突破口に (2)
インターネットは数十年の発展を経て、膨大かつ繁雑な情報を蓄積した。いかにこのデータからユーザーが最も必要としている情報を掘り出すかは、ユーザーにとっての切実な需要であり、多くの検索エンジンの最終目標でもある。
業界の数回の再編を経て、現在ネット上には10数種類の影響力を持つ検索エンジンが存在する。これらの検索エンジンが重視する機能は異なっており、総合検索、商業検索、ソフトウェア検索、知識検索などまちまちだが、一つの検索エンジンだけではビッグデータ時代のユーザーの全面的な情報需要を満たせなくなっている。
マイクロソフトアジア研究所の馬維英常務副院長は、「現在の検索エンジンが主に提供しているのは情報ではなくリンク先であり、実際にはユーザーの検索需要を理解していない。スマート検索は、未来の大勢になる」と指摘した。
スマート検索エンジンは、人工スマート技術を結びつけた次世代検索エンジンだ。伝統的なクイック検索、関連度の高い順に配列といった機能の他に、ユーザーのキャラクター登録、ユーザーの興味の自動識別、コンテンツの語義の理解、スマート情報化フィルター、ジャンプなどの機能を提供できる。
馬氏は、「検索エンジンがページからすべての知識をピックアップし、さらにこれらの知識を組み合わせれば、ユーザーの情報需要に対して、非常に明瞭な構造化情報を直接提供・整理できる。ユーザーは現在の仕事から離れることなく、検索エンジンで必要な答えを見つけ出せる。このような技術は、現在の検索エンジンを根本的に覆す可能性がある」と語った。