2014年2月20日  
 

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福島の児童、なぜ甲状腺がんにかかりやすいのか? (2)

 2014年02月20日14:27
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 実験でX線をラットの甲状腺に照射すると、甲状腺がんを引き起こし、細胞核の変形、甲状腺ホルモンの生成の大幅な減少により、がんを引き起こすことが可能だ。また甲状腺を破壊し甲状腺ホルモンを生成できなくすると、甲状腺刺激ホルモン(TSH)が大量に分泌される。TSHは甲状腺の濾胞の増加を促し、甲状腺濾胞細胞の発がんを促す。

 ◆免疫機能が低いほど発がん率が上昇

 肖氏は、「甲状腺がんの主な治療法は手術で、核種の使用、ヨード治療などを補助とする。甲状腺がんの手術には甲状腺そのものの手術と、頸部リンパ節の除去がある。甲状腺の切除範囲については定説がなく、最小で辺葉の切除、最大で甲状腺全体の切除となっている」と話した。

 王氏は、「体内の一部の細胞が腫瘍になったとしても、悪性の腫瘍になるとは限らない。体内の免疫細胞の監視機能は、悪性に転じる細胞に対しても重要な働きを持つ。大多数の腫瘍は、高齢者の間でよく見られる現象だが、これは免疫機能の低下と直接関連している。原発の放射能汚染を受けた児童が甲状腺がんにかかりやすいのは、児童の細胞増殖が旺盛で、放射線に対して敏感であることと、免疫機能がまだ完全に発育していないことと関係している。児童がウイルスに感染しやすいことがその一例だ」と語った。(編集YF)

 「人民網日本語版」2014年2月20日

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