月探査衛星「嫦娥一号」、高度100キロに軌道変更
国家航天局の関係者は9日、現在も「健康に飛行」中の月探査衛星「嫦娥一号」がこのほど、月面から200キロから100キロへ軌道変更を無事完了したことを明らかにた。今後さらに飛行高度を落とし、第2期の月探査プロジェクトとして高精度の月面観測や月面軟着陸などの実験を展開していく。
嫦娥一号は今月6日、軌道変更噴射を2回行い、月面から200キロの円形軌道から100キロの円形軌道に入った。これは中国が後で追加した作業だ。
嫦娥一号は今後100キロの軌道上を一定期間飛行しながら衛星の温度・エネルギー・軌道などの変化を観測し、速度・距離の測定と予定軌道上での実験を展開するとともに、折を見て一部のペイロード(貨物の有効積載量)を開き科学探査を進める予定だ。(編集KA)
「人民網日本語版」2008年12月10日