毛沢東遺品館、正式に開幕 800点余りを展示
![]() |
中南海にある毛沢東の書斎の模型も博物館に設けられた。 |
1968年1月の生活費をまとめた支出表、30年間で73カ所に継ぎの当てられた寝巻き、生地をより合わせて作られた下着、歯ブラシや歯磨き粉----。湖南省韶山市の毛沢東遺品館が25日、全面的に一般公開される。6500点余りに及ぶ毛沢東の遺品は全てここに運び込まれ、そのうち800点余りの貴重な遺品が一般展示されることになる。「長沙晩報」が伝えた。
毛沢東遺品館は5つの部分に分かれ、展示品は800点余りに及ぶ。毛沢東が使っていた54カ所に継ぎのあてられたタオル、小さなものまで細かく記入された日常生活の支出表、1972年のニクソンとの会談時に着ていた人民服、若い時に使っていた桐油灯など、毛沢東の日常生活を反映するさまざまな遺品が展示される。博物館にはさらに、毛沢東の手書きによる手紙や詩なども収められ、初公開となる展示品も少なくない。
博物館には、毛沢東が生前に生活していた中南海の「菊香書屋」の実物どおりの模型も設置された。中南海豊沢園にある書斎兼寝室を真似たこの部屋には、古今東西の著作や数千年にわたる詩集や文集などが山積みとなり、ベッドの半分にも本が置いてあるのがわかる。(編集MA)
「人民網日本語版」2008年12月16日