2009年1月15日    中国語版日本版
更新時間:15:01 Jan 15 2009

韓国 歴代首相20人が漢字教育による「文化危機」の解決を訴える

 韓国の「全国漢字教育推進総連合会」はこのほど、歴代首相が連名する「小学教育過程における漢字教育実施の建議書」を大統領府に提出し、韓国政府がいち早く小学校で漢字教育を実施するよう求めた。

 この建議書では、韓国は半世紀にわたる「ハングル専用」の「誤った文字政策」により、1997年のアジア通貨危機よりもさらに深刻な「文化危機」に陥っている。この「文化危機」を根本から解決するため、一刻も早く小学校の正規過程で学年別の漢字学習に取り組み、漢文を外国語としてではなく、ハングル文字と同じく「韓国語」として教育を実施すべきだと強調した。

 同連合会の陳泰夏(チン・テハ)理事長は韓国メディアの取材に対し、団体の顧問である病床の劉彰順(ユ・チャンスン)元首相を除き、他の歴代首相20人全員が漢字教育の実施を支持する署名に参加したことを明らかにし、「韓国の盧武鉉(ノ・ムヒョン)政権の首相3人も同じく連名に参加している。非常に意外なのは、政治的立場に関係なく全員が漢字教育の重要性を認めていることだ」と指摘した。

 韓国の元首相20人がここまで漢字教育に力を注ぐ背景には、韓国の言語教育の現状が深く関係している。陳理事長によると、韓国の図書館にはハングルで書かれた書籍は5%にも満たない。これまで実施してきた「ハングル専用」政策の影響で、多くの若者は漢字が読めず、本を借りる人がいなくなっているという。韓国紙「朝鮮日報」は12日、ソウル大学の学生1200人を対象に行った漢字能力テストの結果を発表。テストを受けた学生の半数が漢字を含む題目さえも読めなかったという。ハングル学会の「大辞典」には約16万4千字の単語のうち、全体の約52%にあたる8万5千余りが漢字の単語だ。また、漢字は55%の小学校の教科書でも使われ、医学・哲学分野の専門用語も95%が漢字だ。漢字がわからなければ、語彙を増やすのも難しく、学習能力も一向に向上しない。

 韓国の小学校教育では現在、漢字の授業が廃止され、漢文はドイツ語やフランス語と同じように中学・高校の選択科目となっている。しかも大学受験で漢文を選択するのは17%の受験生にとどまっている。一方、韓国国内では漢字教育論争が常に存在し、ハングルを使うのが民族の誇りだと思っている市民も多い。このため韓国政府による漢字教育推進への道のりは険しいものとなっている。(編集KA)

 「人民網日本語版」2009年1月15日

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