鳥インフル、ヒトへの大規模流行の可能性小
中国で今年1月、8人の鳥インフルエンザの感染者が報告された。国家インフルエンザセンター主任で、中国疾病予防抑制センターの舒躍竜・副所長に推測によると、今後も断続的に感染者があらわれるだろうが、大規模かつ爆発的に流行する可能性は低い。世界各地で今だに鳥インフルエンザ(H5N1)発生の本質的な変化は発見されていないが、このウイルスはヒトからヒトへは感染しにくいという。
病原分析から見ても、流行病学的な調査結果から見ても、今年中国で新たに報告された8例の症例はいずれも掌握されている従来の鳥インフルエンザの症状が出ている。中国疾病予防抑制センターがウイルス分離とDNA配列を分析したところ、このウイルスは鳥から感染したもので、ヒトのインフルエンザウイルスとの遺伝子再配合は見られなかった。さらに中国がここ数年分離した鳥インフルエンザウイルスと大きな違いはなかったという。(編集KA)
「人民網日本語版」2009年2月3日