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更新時間:16:43 Mar 12 2009

博士号取得者、年間平均23%増 クオリティが課題に

 国務院学位弁公室の楊玉良主任は、2008年4月に行われた第1回全国地方大学フォーラムで、学士号授与が認められている大学は、中国大陸部には約700校、米国には約1千校あるが、博士号授与が認められている大学は、中国国内では310校を超えるのに対し、米国には253校しかないと明かした。

 中国では、経済総量増加や科学技術の高速発展に加え、科学技術への経費投入の急増、研究・発展経費の支出増に伴い、高級人材に対する国家のニーズが増加し続けたことから、博士教育が急成長するチャンスが生まれた。楊主任によると、2006年に誕生した博士は、米国で5万1千人、中国大陸部では4万9千人に達したという。中国における2007年の博士号取得者は5万人を上回り、2008年にはさらに上昇、博士号を最も多く授与する国家として、中国は米国を抜き世界トップに立った。2007年の時点で、中国での博士号取得者は累計24万人、修士号取得者は累計180万人に達した。

 中国における博士教育のスタートは実際、欧米諸国と比べかなり遅かった。1982年6月に6人が博士号を取得した。この6人は、1981年1月1日の学位制度スタート以来の博士第1号だ。

 南開大学党委員会書記の薛進文教授は、中国の大学院教育は、米国の約100年に及ぶ教育の道を20年あまりで突っ走ったと指摘する。この見解について、ある学者は「バブル化」という言葉で表現、学歴教育の「最高峰」にある博士の教育レベルは、国家の最高教育レベルや科学研究レベルを反映するだけではなく、国家の知識創造能力や学術レベルにも影響を及ぼすという見方を示す。このままで行くと、博士生のクオリティを保証することが難しいだけではなく、博士生の就職難問題にまで発展し、「高学暦者・低就業率」という現象が起こると予想される。博士の「氾濫」は、社会に対する教育界の無責任にとどまらず、国民教育資源の乱伐と言えよう。(編集KM)

 「人民網日本語版」2009年3月12日

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