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京杭大運河、2014年に世界遺産申請へ

 世界最長で最大の事業規模を誇る、京杭大運河が2014年に世界遺産に申請される予定だ。この申請はたった一度きりのチャンスで、もし失敗すれば、永久に申請資格を失うことになる。大運河の流れが最も多い江蘇省ではすでに保護計画が始まった。同文化部門の担当者は、5年後の審査を一度で必ず通過してみせる、と意気込みを話す。

 南京博物館の館長は10日、メディアに対し、「保証はできないが、前段階の準備は万端だ。これまで中国が申請した文化遺産で通過しなかったものはない」と自信をみせた。

 京杭大運河は中国の春秋戦国時代に江蘇・楊州のカンコウから開削が始まり、海河と黄河、淮河、長江、銭塘江の5つの大河が結ばれた。8省35都市を通過し、総延長は1800キロメートル以上におよぶ。世界最古に開削された、最大規模かつ最長の、人工の大運河であり、今でも使用されている世界唯一の人工の運河でもある。また、中国で唯一南北を貫通する大運河で、その歴史的地位は中国の万里の長城と並ぶものとされる。

 同館長によると、万里の長城やシルクロード、仏教伝来の南ルートと同じく、大運河はライン状の文化遺産で、中国の南北を貫通したという歴史的に重要な意味がある。古来より中国の河流は多くが東西方向に流れていたため、長江上流と下流地域では頻繁に交流があったが、長江中流は雲南省からさほど離れていないにも関わらず、南北方向の河流がないために、両地の往来は乏しかった。

 世界遺産の申請には中国33都市が一丸となり、大運河開削の地である江蘇省楊州市が筆頭を切る。京杭大運河の5分の2が流れ、船舶の往来が最も盛んな江蘇区間ではすでに保護計画が始まった。同文化部門は2年がかりで保護計画を作成し、さらに2年を費やして保護計画を実施する予定だ。保護対象となる遺産は、閘門(こうもん)、ふ頭、古い桟橋、暗渠(あんきょ)、河道の通航環境、沿岸にある歴史的な街並み、水源と居住生態環境など。(編集KA)

 「人民網日本語版」2009年6月11日

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