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遼寧省で1億2500万年前のエナンティオルニス類の新種化石を発見

 瀋陽師範大学の古鳥類研究チームは9日、遼寧省建昌県で発見された「渤海鳥」の化石がエナンティオルニス類(反鳥類)の新種と確認されたと発表した。「中国新聞網」が伝えた。

 米学術誌では「渤海鳥は約1億2500万年前の白亜紀に生きた、『熱河生物群』のエナンティオルニス類の新種で、現世鳥類の祖先でもある」と紹介されている。

 渤海鳥化石は発見した化石コレクターの名から「郭氏渤海鳥」と命名された。化石は長さ35.7センチメートルで、保存状態も良好。化石からは嘴が短く、上下に多数の歯があり、前後の足には長く湾曲した爪があったことがわかる。これらは昆虫を食べ、樹上で生活する鳥類の典型的特徴だ。

 同大の胡東宇教授によると渤海鳥は肩胛骨と鳥喙骨の関節形態が原生鳥類と逆で、エナンティオルニス類に属する。エナンティオルニス類は世界中に広がり、白亜紀に繁栄したが、白亜紀末期に恐竜と共に絶滅したと見られている。手の進化から、渤海鳥は原始的なエナンティオルニス類と進化したエナンティオルニス類との中間の過渡期のタイプと見られる。このほか、化石からは前足の羽多数の痕跡や尾羽2枚の痕跡が認められる。渤海鳥は羽ばたいて飛ぶ能力があり、自由に飛翔できたと分析されている。

 渤海鳥の発見によって、早期鳥類が白亜紀には形態、生態面で高度な分化を遂げていたことが示された。瀋陽師範大学は09年にも「赫氏近鳥竜」の化石を発見している。(編集NA)

 「人民網日本語版」2011年5月10日

イメージ図(瀋陽師範大学より)
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